ミヤタ イタルスポーツ1000km走行レビュー (2018年モデル)
今年の2月頃に購入し、1000km以上乗ったので感想を写真多めでお送りします。
ウィークポイントも最後らへんに紹介してます!!
ザックリスペック
- クロモリフレーム+カーボンフォーク
- フルtiagra(10速)
- 定価価格13万(実売11万ほど)
です。
フロントから
ギアマークの中にM字とSINCE1890が描かれている歴史あるヘッドバッジ
海外版Wikipediaを見ると創立者の宮田栄助は1889年に自転車の存在を知り、1890年には創業。100年以上前の世界だと自転車は特別な存在だったんでしょうね。
今は、毎日見かけますよね。自転車…
シフト、ブレーキともにJagwireのケーブルが使われてます。
今の所トラブルなどはありませんが、「ちょっと重たいかな?」程度です。シリコン系のケミカルで処理すれば良くなりました。
消耗部品なのであまり気にせず、次回交換する時はシマノ製に変えれば違いがわかるかも?
ハブもシマノ製が使われていて型番はHB-RS400でtiagraグレード。2回ほどグリスアップのために分解しましたが、ベアリングの当たり面が研磨されているので新品から回転具合がいい感じです。シールもされているので長く使えそうです。
フォークは1インチのカーボンフォーク。
剛性が高く、コーナーをしっかり曲がれます。
ですがコラムのサイズが絶滅危惧種状態の1インチなのでフォークだけは大事にしたいです(-.-)
ステムも1インチ専用品になると流通してる商品は1種類のみ。
コラムシムを使えばOS用のステムが使えますがハンドルバーのクランプも26.0mmなのでステム交換の際はちょっと注意してください。
チェーンホイール、Fメカ、BBもtiagraで揃ってます。
Fメカとチェーンリングが平行じゃなかったのでFメカ台座を少しだけ曲げました。
この車体はリベット止めではなかったので曲げましたがリベットの場合、ヤスリでの修正で。
シートチューブにはS.S.T.Bのロゴマーク。
SPIRAL SPLINE TRIPLE BUTTEDチューブの略です。トリプルバテッド のチューブに5本のスパイラル状の内部補強リブを施して、軽量化と剛性アップを 実現してるそうです。
写真を見ると銃のバレルみたいで、鉄砲職人の知識が詰まっているのでしょうか‥‥‥
ぱっと見、前三角全部使われてそうですが、SSTBチューブは一番長いダウンチューブだけ使われていて、あとはCOLUMBUS社製のチューブが使われてます。
ちょっと残念ですが、この車種に詳しくないと全部にSSTBチューブが使ってあるのかなーって思っちゃいます。それはそれで良いですけどね。
各、溶接面はこんな感じです。
カラー展開はシルバーとレッドの2色展開。シルバーの色味はポルシェシルバーにツヤを足した色合い?です。
細いクロモリだから似合う胴抜きデザインが良いね!!
クロモリユーザー御用達のゼファールのクラシックボトルゲージも似合います。
Zefal(ゼファール) ボトルケージ クラシックボトルケージ [Classic Bottle Cage] 80g 革付 スチール製 172008P
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チェーンステーにはラルプ・デュエズを制したガードシール。
ミヤタのクロモリにしか許されないチェーンステーシール。
前後ともブレーキはtiagraのブレーキです。よく完成車ではシマノ製ではないブレーキが使われますが、シマノ製が使われてます。
買う人が「なんで無名のブレーキ付いてるの?」と言い続けると何年かあとに完成車には絶対シマノ製のブレーキが付いてる時代が来るかも?………
tektroさんのブレーキレバー好きよ。tektroさん頑張って!
タイヤは標準ではVittoriaのZaffiro,25Cですが、タイヤ交換でContinentalのUltraSport,23Cに交換。アマゾンでチューブ込で安いのでなんとなく交換。
タイヤとチューブ(仏式60mm)2本セット Continental(コンチネンタル) UltraSport2 ウルトラスポーツ2 (700×23C-仏式60mm) [並行輸入品]
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前後のリムはAlexrimsのR450でリム単体での重量が470kgだった気がします。写真撮るの忘れちゃいました(-.-)
前後とも32Hでフロントはラジアル組、リアが6本取り。
完成車でフロントラジアル組は珍しいですね。
リアメカもtiagra。
スプロケットがワイドすぎるので11-32から12-28に。
シマノ CS-HG500-10 10スピード 12-28T 2345791358 CS-HG500-10
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個人的には11-25のクロスミッションな感じが好きなのですがリアメカをロングゲージからショートゲージに変えないといけないので後のお楽しみとしてとっておきます。
リアメカハンガーも念の為つけてます。
リアエンドは前からホイールを抜く形状です。
リアホイールがウィークポイント
リアハブもフロントと同じRS400番代のハブで(10速も使えて11速も使えるからコンポをアップグレードする時ホイールを交換しなくてもアップグレードできるよ!)的な売り込みはできますが、11速のハブを使い左右対称のリムで組むとフリー側のスポークがガチガチなホイールの出来上がりです。
買った時からスポークテンションが高めなのは認識してましたが、乗り心地が硬めだったので試しにリアのスポークテンションを下げようとしましたが、下げるとセンターが出ず、センターを出すにはフリー側をめちゃくちゃ張らないとダメでFH-RS400の情報を確認したら10,11速兼用ハブでした。やってくれるぜミヤタ。
ということで、写真に写っているRS300番代(8〜10速用)のハブに交換しました。厳密に言えばスポーク長を少し変える必要がありますが、問題なく組めました。
リアホイールはそのままだと気を使うパーツ構成になっていますので、長く乗るなら
- オフセット量が少ないハブに交換
- オフセットリムに交換
- 完組ホイールに交換
- 気を使いながら走る?
いろいろな手段がありますので、あんまり気にせず楽しみましょう。
重量も10kgを切りますし、10万円台前半でフルtiagra。この価格帯だと
- ANCHOR RNC3 EX
- RALEIGH CRN
- GIOS AIRONE
- BASSO VIPER
- フレーム単体ですが Panasonic FRCC41
- もしかしたら SURLY CROSS-CHECKなんかも
選択肢としてありますが個人的にはデザインが気に入ったからです
これに尽きますね。
デハデハ